インド音楽
インド古典音楽は30枚程度しか聴いていないので偉そうなことはいえないけど、たまにはクラシック音楽以外の音楽にふれるのも良 いものです。 意外な発見があったり、今まで見えてこなかったものが見えてくることもあるものです。
いろいろ書いてるときりがないのですが、大雑把に要約してしまうと、インド古典音楽は即興が主です。(南インド音楽の古典音楽では作曲者の書いた音楽は 非 常に重視されていますが作曲家の書いた音楽をベースにして即興演奏をおこなう。西洋音楽と比較した場合、奏者のセンスに任された部分が非常に大きい。)そ してその即興を支えているのがラーガという音楽の旋律を構成する体系とターラというリズムの体系です。たいていの場合、ゆっくりした部分と太鼓が入るアッ プテンポな部分とで構成されています。
詳しいことはCDの解説などを読んでいただければよくご理解して頂けるかと思いますが、インド音楽は、音を宇宙や自然と対応関係があるものと捉えてい る。
かつてインドでは音楽と自然との間に相関性があって、正しくラーガを演奏することによって雨を降らせた り火だるまになったりすることが出来ると考えられていたそうです。音楽はブラフマンの顕現であるこの世界の模倣であり、音とは宇宙そのものなのだという考 えをイン ドの古典音楽は継承しています。
まず音楽を聴いてみないことには始まらない。 困ったことに民族音楽のCDはなかなか手に入りにくいです。そういった状況下、キングレコードと、ビクターがそれぞれ民族音楽のシリーズものを出していま す。音質的にいい音とは思わないけど、南インドのヴィーナの巨匠、バーラチャンダーの最後の録音やバーンスリのハリプラサド・チョウラシヤの名演などが あって非常に内容的に優れたものが多いのでおすすめですというよりかなりマイナーなものも扱っているお店じゃないときついものがあります。地方の場合、イ ンド音楽などと言うクラシック音楽以上に地味でマイナーな分野が充実している事は考えにくい。 そういうわけで輸入盤がどうしてもメインになってしまいますが、そうはいっても数は充実していないもののキングレコードと日本ビクターがシリーズもので民 族音楽を出している。私個人としてはデジタル臭い録音に辟易するものの演奏内容的に非常に優れたものもあるのでそのあたりから聴いてみるのも良いかもしれ ない。
ともかく手当たり次第聴きまくること。独特な音楽語法になれること、それはちょうど外国語を習うようなものかもしれない。
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